本日は、私が最もコスパの良い医療保険だと考える、「都道府県民共済の入院保障2型」について、解説していきます。
こちらの記事では、内容を噛み砕いて解説していきます。
詳しい内容は以下のページをご覧ください。
メリット①:保障内容に対して掛金が安い
入院保障2型は、保障内容に対して掛金が安いことがメリットです。
入院保障2型の保障内容は以下の通りです。
・入院給付(怪我):10,000円/日(1~184日目)
・入院給付(病気):10,000円/日(1~124日目)
・手術給付:2.5万円 or 5万円 or 10万円 ※手術の内容により変化
・通院給付:1,500円/日(14~90日)
・先進医療給付:実費負担(最大150万円まで)
・死亡給付:10万円
・保障期間:60歳まで
この保障に対して、掛金は1,200~1,400円/月程度の負担です。
実際の掛金は2,000円/月ですが、毎年掛金の30~40%は割戻金として返ってくるため、上記の金額負担となります。
(※具体的にも、2020年の都民共済では掛金の39.77%が割戻金として返金されています。)
一方で、一般的な民間生命保険会社で終身医療保険に入ると、以下のような内容となります。
・入院給付(怪我):10,000円/日(1~120日目)
・入院給付(病気):10,000円/日(1~120日目)
・手術給付(入院中):10万円
・手術給付(日帰り):2.5万円
・保障期間:終身
この保障に対して、掛金は以下の通りです。
・20歳から加入:1,800円/月
・30歳から加入:2,220円/月
・40歳から加入:3,010円/月
・50歳から加入:4,390円/月
入院保障2型と比べて1.5~3.5倍程度の掛金が高いことがわかります。
メリット②:年齢が上がっても掛金が一定
入院保障2型は、加入期間中はもちろん、加入のタイミングがいつであれ、掛金が2,000円/月で一定になっています。
もちろん割戻金も年齢に関わらず一定であるため、高齢の方が加入したとしても安い掛け金で加入することができます。
先程メリット①でも解説していましたが、50歳の場合3.5倍程度の掛金の差となるので、入院保障2型のメリットは大きいでしょう。
デメリット①:60歳以降は保障が手薄になる
入院保障2型のデメリットは、60歳以降の保障内容が手薄になる点です。
18~60歳から60~65歳になると、保障内容は下記のように変化します。
・入院給付(怪我):10,000 7,500円/日(1~184日目)
・入院給付(病気):10,000 7,500円/日(1~124日目)
・手術給付:2.5 1万円 or 5 2万円 or 10 4万円 ※手術の内容により変化
・通院給付:1,500円/日(14~90日)
・先進医療給付:実費負担(最大150 75万円まで)
・死亡給付:10 5万円
・保障期間:60 65歳まで
また65歳以降も続けたい場合は、掛金はそのままで上記よりさらに保障が手薄になります。
詳しくは以下のページをご覧ください。
このため、入院保障2型は60歳以降の保障を確保するにはあまり優れていない医療保険であると言えます。
60歳以降の保障を手厚くしたい場合には、民間の終身医療保険に入るのが良いでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
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