【eMAXIS Slimより良いかも?】SBI・全世界株式インデックス・ファンドについて分析

投資信託

本日は「SBI・全世界株式インデックス・ファンド愛称:雪だるま(全世界株式)」(※以下、SBI雪だるま)について、分析していきます。

全世界株式インデックスファンドだと、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(※以下、eMAXISオルカン)が人気だとは思いますので、それぞれ色々な項目を比較しつつ、分析していこうと思います。

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総資産額について

先ず、総資産額についてです。

それぞれ確認していくと以下の通りです。
※2021年7月6日現在の数値です。

eMAXISオルカンは約2,165億円です。

SBI雪だるまは約281億円です。

やはりeMAXISオルカンの人気が伺えますね。SBI雪だるまの約7.7倍の純資産額があります。

一方でSBI雪だるまも充分な純資産額を保有しております。

純資産額の少なさによるリスクは以下の記事で解説しておりますが、280億円あるので問題なさそうですね。

純資産額が少ない投資信託に潜む3つのリスク
皆さんは、投資信託を選ぶ際に純資産額を見てますでしょうか?私が投資を学んだ当初はほとんど見ずに選んでおりました...(笑)意外と知らない人も多いかと思いますので、基本情報として抑えておいていただくと良いかと思います。ぜひご覧ください。

直近のリターンについて

次は、直近のリターンについてです。

それぞれ確認していくと以下の通りです。
※2021年7月6日現在の数値です。

eMAXISオルカンは以下の通りです。

SBI雪だるまは以下の通りです。

こちらもほとんど同等ですね。
※eMAXISオルカンは発売から2年9カ月なので、3年でのリターン比較ができません。(2021年7月現在)

投資対象について

投資先

どちらも同じ全世界株式インデックスファンドですが、投資先は異なります。

eMAXISオルカンは、以下の3つのインデックスに連動するマザーファンドへ投資をしております。

<eMAXISオルカンの投資先>
・MSCI ジャパン・インデックス(配当込み)
・MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)
・MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)

SBI雪だるまは、以下のインデックスに連動するマザーファンドへ投資をしております。

<SBI雪だるまの投資先>
・FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)
※このマザーファンドは、「シュワブ U.S. ブロードマーケット ETF」、「SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国)ETF」、「SPDR ポートフォリオエマージングマーケッツETF」を投資対象としております。

ここに差が出る可能性がありますね。

銘柄数

銘柄数は、上記の投資先の違いにより、差が出てきます。

eMAXISオルカンは2,955銘柄とのことです。
※eMAXISオルカンの2021年5月 月次レポートを参照

SBI雪だるまは約8,000銘柄とのことです。
※SBI雪だるまの交付目論見書を参照

SBI雪だるまの方がかなり分散が取れていることがわかります。

投資対象国・対象企業業種

投資対象国の配分は以下の通りです。

eMAXISオルカンは以下の通りです。
※eMAXISオルカンの2021年5月 月次レポートを参照

SBI雪だるまは以下の通りです。
※SBI雪だるまの2021年5月 月次レポートを参照

こちらはやはり、ほとんど同等ですね。

ややSBI雪だるまの方が日本が多め、かつ資本財・サービスが多めでしょうか。

手数料(購入時手数料・信託財産留保額・信託報酬など)について

目論見書に記載の費用

目論見書に記載の費用とは、以下の費用のことを指しております。
・購入時手数料
・信託財産留保額
・信託報酬

eMAXISオルカンの目論見書に記載の費用は以下の通りです。

<eMAXISオルカン 目論見書に記載の費用>
・購入時手数料:無し
・信託財産留保額:無し
・信託報酬:税込0.1133%~0.1144%/年 ※純資産総額が多くなると安くなる

SBI雪だるまはの目論見書に記載の費用は以下の通りです。

<SBI雪だるま 目論見書に記載の費用>
・購入時手数料:無し
・信託財産留保額:無し
・信託報酬:税込0.0682%/年
・投資先のファンドの手数料:税込0.042%程度

SBI雪だるまは合計税込0.1102%/年程度の手数料となるため、eMAXISオルカンの税込0.1133~0.1144%/年ほとんど同等ですね。

直近の運用報告書に記載の費用

こちらは監査費用などのいわゆる隠れ費用を含めた費用を比較します。

eMAXISオルカンは以下の通りです。

SBI雪だるまは以下の通りです。

SBI雪だるまは、上記に投資先のファンドの手数料の税込0.042%程度が追加になりますが、

それでもSBI雪だるまの方が安いですね。

まとめ

eMAXISオルカンとSBI雪だるまは、どちらも全世界株式インデックスファンドですので、大幅な違いは少ないです。

しかし以下の3項目においては、それぞれ差が明確となっております。

・純資産額:SBI雪だるま < eMAXISオルカン
・銘柄数:eMAXISオルカン  SBI雪だるま
・実質手数料:eMAXISオルカン < SBI雪だるま

どちらのファンドも、SBI証券もしくは楽天証券などで購入することができます。
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※私はSBI証券を開いております。

それぞれ以下のリンクから口座開設が可能です。

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最後に

いかがでしたでしょうか?

eMAXISオルカンの方が人気のあるファンドですが、SBI雪だるまも魅力的なファンドかと思います。

その他色々は知識をブログでご紹介していきます。
個別のご相談等は、Twitterまでご連絡いただけますと幸いです。

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