こんにちは。
今回は老齢年金の受給金額の確認方法を解説します
2019年の夏には老後資金が2,000万円不足と金融庁が報告書を出していましたので、
不安な人も多いのではないでしょうか。
老齢年金の受給額は、
①現在での老齢年金の受給金額を確認
②現在から65歳にかけていくら老齢年金の受給金額が増えるのか確認
③上記の①と②を合計する
といったステップで確認可能です。
それぞれ解説していきます。
もし計算が面倒な方は、以下の記事をご確認ください。
現在時点での老齢年金の受給金額を確認する
現在時点での老齢年金の受給金額を確認するには、
・ねんきん定期便を確認する方法
・過去の収入から簡易計算で確認する方法
の2つがあります。
それぞれ解説していきます。
ねんきん定期便を確認
ねんきん定期便には、現在での老齢年金の受給金額が記載されております。
言い換えると、あなたが今から年金保険料の納付を辞めた場合(会社員の場合は仕事も辞めた場合)に、65歳から受給できる老齢年金の金額が記載されています。
ねんきん定期便は毎年誕生日付近になると郵送される、以下のような書類です。
この書類の「加入実績に応じた年金額(年額)」という列が、現在での老齢年金の受給金額です。
ねんきん定期便で確認する以外にも、ねんきんネットに登録しておくと、現時点までのねんきん金額が確認可能です。
過去の収入から簡易計算をする
老齢年金は、基礎年金と厚生年金で計算方法が違うので、それぞれ解説していきます。
老齢基礎年金
老齢基礎年金の金額は、日本年金機構のサイトによると、以下の計算式になります。
つまり収入に関わらず、40年間納付すれば満額がもらえ、それ以下だと「納付していない月数×1,627円」だけ減額されます。
現時点での年金額も「納付月数×1,627円」で計算できます。
後ほど将来の金額も計算しますが、
最終的には多くの方が40年間納付することになると思いますので、65歳からざっくり78万円/年(=6.5万円/月)が受給できると想定しておくと良いでしょう。
老齢厚生年金
老齢厚生年金は会社員のみが保険料を納めており、受給することができます。
金額は、保険料の納付金額、つまりは収入によって決まります。
日本年金機構のサイトによると、以下の計算式となります。
2003年3月以前も働いていた方は、計算式が2つになるので少し複雑ですが、ボーナスが約3.5カ月分であった場合は、2003年4月以降の計算式でも結果は同じになります。
大雑把な金額でよければ、2003年4月以降の計算式を使ってしまっても問題ないかと思います。
例えば平均年収500万円かつ現在40歳の場合、2003年4月までの計算式を使い、以下の金額となります。
現在から65歳までに老齢年金がいくら増えるかを計算する
こちらについても、老齢基礎年金と老齢厚生年金のそれぞれで確認をしていきましょう。
老齢基礎年金
上記の簡易計算の欄でも記載しましたが、老齢基礎年金の受給金額は以下の計算式で算出されます。
多くの人が480カ月分(=40年分)を納付すると思いますので、65歳からざっくり78万円/年(=6.5万円/月)が受給できると想定しておくと良いでしょう。
老齢厚生年金
こちらも上記の簡易計算の欄でも記載しましたが、老齢厚生年金の受給金額は以下の計算式で算出されます。
将来の収入なので、見込みを立てる必要がありますが、こちらで計算が可能です。
例えば現在40歳で、65歳まで平均年収500万円で働く場合、計算式を使い、以下の金額となります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
こちらでは将来の年金金額を計算するための方法を解説しました。
その他色々は知識をブログでご紹介していきます。
具体的な金額の計算については個別にご相談受けれますので、Twitterまでご連絡いただけますと幸いです。
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